「全てを可能にする数学脳の作り方」苫米地英人(1)はじめに
数学は問題解決のためのものではない
数学は問題を解くための道具ではなく、
その反対に、問題を見つけ出すためのもの。数学的思考で生きるとは、
誰にも見えていない問題をいち早く見つけて、
いち早く解く。
証明は後でいい。ビジネスも本来はそうであり、
何か新しい企画をプレゼンするとき、
企画者の頭の中には、
成功した結果がはっきり見えていなければならない。ビジネスとは何か?
その目的はお金を儲けることではなく、
他人の問題を解決してあげること。
解決すれば、自然にお金が入ってくるようになっている。
それが資本主義。
つまり、
何が問題なのかを見つけ、
その問題をさっさと解決すること。
それによって、お金は入ってくる。
ってことだ。
例えば、
ブログをどうしようとか、
タイトルをどうしようとか、
プロモーションが。。。
とか、そんなのはどうでもよくて、
誰かの問題解決したらいいということだよね。
問題が何か?を見つけて、
その解決策として、
何がいいのかがはっきりわかって(見えて)いること。
そのやり方が正しいかとか、
どうやるのがいいのかとか、
そんな証明は後からでいいということ。
例えば、
業績悪化しているのは、
社員のモチベーションが低下しているのが問題で、
解決策は組織風土をよくすること
というのが、提案側にはっきりわかっていることが大切。
そのために何をするか?
・楽しくゲーム感覚で仕事をさせる
・上司の声掛けを変える
・一人一人のモチベーションの上げ方を学ぶ
というような手段により、
さっさと問題を解決すればいい。
どのやり方がいいか?
とかではなく、
なんでもやってみたらいい。
とにかく、さっさと解決すればいい。
それにより、それが正しいと証明できる。
すると、お金が入ってくる。
学問とは何か?
学問とは新しい宇宙のカラクリを見つけ、解明し、できれば証明すること。
この世界には構造だったら構造という公理の世界があって、系がある。
それを形式論理で記述できる人を理系という。
理系とは学問の内容の話ではなく、数式を上手く扱える人であり、形式論理を扱える人のこと。誰も見たこともない世界、見たこともない真実に迫るための思考を「数学的思考」と呼ぶ。
つまり、新しい何かを見つけ解明することが学問で、
それを、論理的に説明できる人(記述できる人)が理系。
そんな思考をすることが、数学的思考。