職場や、仕事上の付き合いの中で、
人間関係や、ちょっとした意思の疎通の問題によって、
業務効率が下がってしまったり、
トラブルが起こったりしてしまった経験って、
多かれ少なかれ、誰もが持っていますよね。
以前、私も、
なんであの人って、いつもそうなのかな！！（怒）
と思っていた人がいました。
ひとりは、上司。
ちょっと注意すればいいだけなのに、
威圧的で、声も大きく、いつも怒鳴る。
部下のプレゼンの時には、
身内なのに、部下を困らせるような質問をする。
会議では、みんな委縮してしまっているのに、
意見が出てこないから、また怒鳴る。
もうひとりは後輩。
何を言っても反応が鈍く、
なかなか自分の意見を言わないので、
どう思っているのかが全く分からない。
このふたりが話し始めると、
空気がどんどん悪くなります。
質問する上司、どう答えていいかわからず何も答えられない部下。
上司は、早く言えよ！とだんだん声が大きくなり、部下はますます黙り込む。
上司は怒り、立ってろ！と言って席を立つ。
部下は、上司が戻るまで、（時には数時間）立ったまま。
そのせいで、周りのみんなもストレスで、
雰囲気も悪くなり、作業効率も落ちます。
結果として、
コミュニケーションもうまく取れなくなり、
チーム全体の運営がうまく行かなくなります。
今思うと、
上司はタイプ８。
統率家のタイプで、まわりをコントロールしようとします。
何にでも手ごたえを求め、声も大きく、エネルギッシュでパワフル。
挑戦するのが好きで、挑戦される、させるのも好き。
勝ち負けにこだわります。
親分肌で、仲間の面倒をよくみるタイプ。
一方部下はタイプ９．
平和主義者のタイプで、波風が立つのを嫌います。
「どっちがいい？」と聞かれると、「どっちでもいい」と答えてしまう。
いつも穏やかで、のんびりした雰囲気。
周りを包み込む包容力があります。
時間に追われることや、変化が苦手なタイプ。
上司は、本当はとても部下想いの人なのです。
部下を一人前にしようと、
奮い立たせようとしていたんです。
怒鳴っているつもりもなく、ただ声が大きいだけ。
ただ、反応がほしいだけ。
部下は、平和な穏やかさが好きなので、
周りで波風が立ったり、せかされたりすると、
真っ白になって、
平和な自分の世界へこもってしまいがち。
自分の好きなパターンと、
相手の好きなパターンは違うのです。
このとき、もし、上司が、
自分や部下の傾向、パターンを知っていたらどうでしょう？
相手のタイプ、傾向、パターンがわかっていたら、
お互いの良さがもっとよく理解できていたら、
もっと気軽にコミュニケーションが取れていたら、
大きなストレスにもならずに済んだかもしれません。
人間関係を良くしたり、
協力関係を作っていくときには、
相互理解が不可欠です。
今の時代のリーダーは、
仕事ができるだけでなく、
人を活かして、チームを活かして、
業績を上げていくことが必要で、
そのためには、やっぱり、人を知っておくことが大事。
昨年から何度か、
ビジネスエニアグラムのパイオニアである
木村 孝さんの企業研修等にサポート参加させて頂いて、
社員のみなさんの相互理解が深まり、
お互いに心が軽く、晴れやかになって、
前向きな関係を構築していく瞬間を
一緒に体験させて頂きました。
長年、大企業での研修や、
有名スポーツ選手のサポートをしてこられている木村さんで、
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