子供や、部下等、人を育てるのに、
正解なんてないんだなぁ...と思います。
だって、人それぞれだから。
その人によって、何が良かったかは当然違うので、
このやり方が正解というのはないと思うんです。
ある人には、このやり方が良かったけれど、
他の人にもそのやり方が良いかというと、
そういうわけでもないですよね。
タイプによって、声のかけ方が違う
なんて話をしていますが、
それは、確かにそうなんですが、
明確に相手のタイプがわかるなんてことは、
なかなかありません。
(本当のタイプは1つですが、
複合的に他のタイプの要素も身につけているので。)
ただ、
どの傾向が強いか
今、どんな状態になっているか
を理解して、
それに応じた声かけが有効だということなんです。
だから、
たったひとつの「正解」があるわけではないんですね。
褒めて育てるのがいい
厳しく育てるのがいい
いったい、どっちが本当なの!?
そう思ってしまうかもしれませんが、
どっちも本当なのです。
その時の相手の状況によって、
違う対応が必要なんですから。
だから、「正解」はないんですね。
でも、
育て方の「正解」はなくても、
「間違い」はあると思います。
それは、何だと思います?
それは、
親や、先生や、上司という、
上の立場の人が、
自分の正しさ(やり方、価値観など)を押し付けること
だと思います。
だって、それが常識でしょ?
だって、そんなの当たり前でしょ?
だって、そうしなきゃでしょ?
何で、やらないの?
そうやって、うまくやって来たんだから。
それをやっとけばいいんだよ。
あなたのために言ってるのよ。
そんな言葉として出てくるものを、
相手に『正しさ』として押し付けること。
それこそが、『間違い』だと思います。
以前の私は、この『間違い』のかたまりでしたけどね。(^^;
自分は、『正しい』と思っていましたから。
その『正しさ』ゆえに、
相手の言葉や意見を聞かなくなり、
自分を思うとおりに相手を動かそう
としてしまいます。
大切なのは、
何が相手にとって良いことなのか?
です。
自分にとっての良いことを、
相手にも良いことだろうと押し付けるのではなく、
相手にとって良いことを探すことです。
だって、あなただって、
押し付けられたことは、イヤですよね?
モチベーション下がりますよね。
だから、相手にとって、
どうやるのがいいのか?を探して、
それをやってもらうのです。
それによって、相手のモチベーションも上がります。(^O^)
相手にとって良いことを探すときに、
とても重要なスキルが「質問」です。
あなたは、どうしたいの?
それができると、どうなるの?
どうして、そうしたいと思ってるの?
そんな風に、相手の気持ちや考えを聞き出してください。
それじゃ甘いな...と思うことがあったら、
「そうじゃないでしょ!」と否定するのではなく、
じゃぁ、こんな場合はどうなる?
それをすると、他の人はどんな気持ちになる?
それによって、あなたにどんな影響がある?
と、質問によって、相手に気付かせてあげてください。
その人の視点からは見えていないことなので、
それを、見せてあげる質問をしてみてください。
それをやることの、メリットも、デメリットも挙げて、
目の前に並べて見せてあげたうえで、
そのなかで、どうするのか?を相手に選ばせてください。
そして、その人が選んだ答えが、
自分の答えとは違っていても、
そのまま、それをやらせてあげてください。
ここが、
「人を育てる人」の最も忍耐と寛容の必要なところです。(^O^)
でも、それによって、
相手は、自分の納得のいく方法を選択し、
自ら進んでやることができます。
モチベーションも高く保たれます。
もし、それでうまくいかなかったとしたら、
それはひとつの経験として、
そこから、たくさんのことを学んでくれるでしょう。
いくら、口で言っても、
相手を説得しようとしても、
あなたのやり方で相手を動かそうとする限り、
うまくいくことはありません。
相手が、しぶしぶあなたのやり方を受け入れたとしても、
モチベーションは上がりません。
しかも、
それでうまくいかなかったら、反発を受けるだけです。
あなたに対する不満こそ生まれますが、
そこから、学んでくれるものなどありません。
だから、相手の責任で、相手に選ばせることが大事なんです。
そのために、必要なのが「質問」です。
ぜひ、トライしてみてくださいね。(^-^)
相手にとって、気づきにつながる質問をするために、
相手の傾向(タイプ)がわかっていると
より、効果的ですね。
それを知らず、
私の「正しさ」を押し通していた時の結末が
>> コレ です。(^^;
🌟イベント、🌟プロフィール、🌟エニアグラム、🌟メニュー、🌟メルマガ、🌟お問合せ