こんにちは! きらきら人排出係 改め
「人を育てる人」を育てる エニアグラム伝道師 にいみ裕子 です。
各タイプの 「恐れ」と「欲求」について、
シリーズとしてお伝えしています。
昨日は、「自分の存在意義を見つけたい」でした。
今日は、タイプ5について。
タイプ5の人たちは、どんな人たちかというと…
一言でいうと、「観察する人」
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典型的な思考タイプで、理性的です。
集中的に知識や技術を習得し、詳しい分野を持っています。
物事の渦中に入っていくよりも、一歩引いて観察眼を発揮し、分析します。
斬新な発想の持ち主で、自分自身で考え、結論を出すことを好みます
集中的に知識や技術を習得し、詳しい分野を持っています。
物事の渦中に入っていくよりも、一歩引いて観察眼を発揮し、分析します。
斬新な発想の持ち主で、自分自身で考え、結論を出すことを好みます
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このタイプの 恐れ は、
「自分が無力で無能であること」
という思い。
なので、 欲求 は、
「(知識や技術を身につけ)有能でありたい」
もちろん、人間、誰しも、
有能でありたいという思いがあります。
でも、タイプ5の方たちは、
心の奥底でのこの思いがとても強く、
思考や感情や行動のほとんどが、
この恐れと欲求によって突き動かされています。
とにかく、自分の興味があることへの知識が豊富です。
人間関係はあまり得意ではありませんが、
得意領域のことは、何時間でも話すことができます。
一歩引いて物事を全体的にじっくり観察し、
分析します 。
すべてを構想し、
納得してからでないと動きません。
物事への関心が狭くて深く、
常識からはずれた奇異な(斬新な)感じがするかもしれません。
多くの知識や物を溜め込み、
コレクションのように楽しみます。
それは、素晴らしいことですね。
やりすぎなければ…
心の根っこには、
「自分は無能かもしれない」という思いがあるので、
有能な人になるために、
知識や技術に熟達して、
人より有能だと思える行動をとらずにはいられないのです。
他の人は、無能に見えます。
こんなことも知らないのかと、
皮肉的に言ってしまうこともあります。
でも、人より有能であるために、
その知識を溜め込んでしまっては、
何の役に立つこともできません。
「有能であるために溜め込む」という
タイプ5特有のパターンなのです。
人より物事を知っていないと、
誰も自分を認めてくれないのではないか?
という気がしているのです。
タイプ5の人は、
本当は多くの知識で世の中に貢献できるのに、
知識習得に夢中になり、
自分の世界にこもりがちになっています。
自分の資源(知識、体力、エネルギー…)を使うと、
自分が損をしてしまうような思いがあるのです。
(深層心理なので、自分でも気づいていないかも。)
だから、もし、
何か(知識や物)を溜め込んで、
自分だけの世界に入っていることに気づいたら。。。
深呼吸をして、
大丈夫、大丈夫
それをしなくても、
自分は十分に有能だ。
そう言ってみましょう。
あなたは、それをしなくても、
ありのままで、
有能な存在なのです。
怖いですよね。
ホントに?
と思いますよね。
各タイプには、
違った種類の
恐れ と 欲求 があります。
ほとんどの考え、感情、行動は、
この恐れと欲求によって、
突き動かされています。
どのタイプも、
恐れ と 欲求 に突き動かされたいつものパターンを
繰り返してしまっているのです。
苦手なことをできるように頑張る必要はありません。
克服する必要もありません。
ただ、
やりすぎているいつものパターンに気づいて、
それをやめてみるだけでいいのです。
やめようとすると、
心の奥底で、
「やめちゃダメだよ。
やめたら、他の人からバカにされるよ。」
と囁く声が聞こえます。
だから、怖くてやめられません。
でも、
だからこそ、
やめても大丈夫(何も起こらない)ことに、
気付いて、
やめることに慣れるだけでいいのです。
そうやって、
少しずつ、囚われから解放され
少しずつ、成長していきます。
ひとつだけ付け加えるなら、
自分の考えていることを、表に出してみてください。
まだ途中であっても、途中だということも一緒に出してみてください。
自分が自分の有能さを認めて、外に出していないので、
人からも認められない(無能だと思われる)気がする、
それだけなんです。
大丈夫だから!
明日は、タイプ6の 恐れと欲求について
書いてみようと思います。