コーチング 組織・チーム

「今夜はカレーを作ろう!」と言ってますか?(ビジョンを語る)

投稿日:

20160526_今夜はカレーを作ろう

 

私がコーチングを学ぶきっかけになったのは、

会社で病気になってしまう人を
何とかサポートできないかと

カウンセラーの資格を取った後の
同僚の一言だった。

「カウンセリングって、受けただけで、『負け』って感じがするんだよね。」

 

 

こんにちは! 未来を創るコーチ にいみひろこです。

 

 

う...

 

そう言われて、何とも言えなかった。

 

でも、確かに、

会社は、闘いの場なのだ。

カウンセリングを受けに行ったら、
自分が弱ってますと、みんなに教えるようなもの。

彼がそう思うのも、ムリもないか...

 

ちょっと悲しかったけれど、
そう言わざるを得ない気持ちもわかる。

 

そんなとき、本屋さんで見つけたのが、

この本!

083

 

これを読んで、

「これだ~!!」

と思った。(笑)

 

そこから、コーチングにのめり込んだ!(笑)

 

中でも、突き刺さったのが、
このブログのタイトルにした

「今夜はカレーを作ろう!」と言ってほしい。

ということ。

 

 

同僚が、「負けた気がする」と言ったのは、

フォーカスが当たっているのが、周りの人だから。

周りの人たちを気にして、
その人たちに負けないように、

上司の顔色を見て、
人と比べなくてはいけなかったのだ。

 

 

そんな環境だったら、疲れて当然...(T_T)

社員が元気じゃないんだから、
会社だって、元気がなくなり、業績も上がらない。

 

 

 

会社に大切なのは、
社員がみんな同じ方向を向くためのビジョン。

周りの人ではなく、
理想の未来にフォーカスを当てるためのもの。

大変な仕事だって、
ワクワクしながらやっていけるためのもの。

 

そのとき、リーダーはメンバーに、

「今夜はカレーを作ろう!」

と言ってほしい。

 

そう言われていれば、

メンバーは、
牛肉を買いに行っても、無かったとしたら、
鶏肉を買ってくる。

自分で考える力が生まれるから。

 

でも、多くの会社では、そう言う代わりに、

「野菜を買って来い」
「牛肉を買って来い」

と言われる。

牛肉がなかったとき、
同じ動物性タンパク質ならと、アジを買ってきて、

「そうじゃないだろ!何やってるんだ!」

と怒られる。

 

だから、

「何を買ってきましょうか?」

と聞く部下が育つ。

 

 

社内で、同僚たちにこのカレーの話をしたら、

ほぼ100%の人が、

「そうそう!そうなんだよね〜!」

と言っていたのです。

 

それくらい、どの部署においても、
ビジョンは語られていなかったんです。

というか、

おそらく、

リーダーは伝えていた「つもり」

でも、

「ビジョン」という名の違うものを伝えていたか、
伝え方が悪く、伝わっていなかったんです。

 

 

社内で管理職研修をさせていただいた時、
ある管理職の方もこのカレーの話に深く共感されました。

そして、次の方針説明会では、

チームのビジョンを
何度も同じ言葉を繰り返しながら

伝えられたのです。

 

その結果、

今までの方針説明会と違って、
すごくよくわかった!
これから、それをやっていくんだ!と
モチベーションが上がった。

というメンバーからのフィードバックがありました。

 

 

ビジョンを伝える

そう言ってしまえば簡単そうですが、

ビジョンとはどんなものか
どんな風に伝えるのか

それがわかっていなければ、
伝わるものも伝わらない。

 

勿体なさすぎます!

 

それは、

社員のモチベーションに大きく影響し、

会社の業績にも反映してくるものだと思うんです。

 

 

「今日はカレーを作ろう!」

と言ってますか?

 

 

 

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