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自分に軸がないと思う人が、最初にやるべきこと

投稿日:

20170806_今までやったことがないこと、それこそがやるべきこと

 

怖くて、ドキドキする

心臓がバクバクして、もう少しの勇気がなかなか出ない

 

それは、今までやったことがないから。

どうなるかわからないし、
今までそれをやっちゃいけないと思ってきたんだから、

そりゃぁ、怖いのはあたり前。

 

でも、そんなことこそ、やったほうがいい。

 

 

他の人がやっているのを見て、

そんなことしちゃダメでしょ!って怒りがわいたり、
それはとてもじゃないけどできない...って怖くなったり、
そんなことしたらどんなことになるか!?って不安になったり...

そんなことこそ、やったほうがいい。

 

 

どんな理由であれ、いままでやってないことは、

自分で自分に枠をつくっているということ。

自分自身を守っていると言ってもいい。

 

 

枠の中で、どんなに吠えても、それは本物ではない。

そこで本当に吠えたいのなら、
その枠を取ってから吠えてこそ、本物だと言える。

そこに自分の本当の軸ができる。

 

 

先日、ある勉強会で、

「争いたくない。平和な状況にしていたい。」

と言っていた人がいた。

 

 

それには、二つの場合がある。

 

ひとつは、
争いたくないから、人に合わせて争わない場合。

もうひとつは、
争ってもいいけど、争わない姿勢を貫く場合。

 

前者は、

争うと人とのつながりがなくなるとか、
争うと自分が切り捨てられるとか、

そういった『恐れ』から来ていて、
その『恐れ』を避けるための行動になっている場合。

だから、
人に合わせなきゃいけない気がしている。
自己主張してはいけない気がしている。

これは、
自我(性格構造)が自動反応している状態。

恐れからくる『執着』であって、
自分の軸ではない。

 

 

後者は、

『恐れ』に端を発しているのではなく、
争っても争わなくてもどちらでもいいけど、

自分は争わないことを選びたくて選ぶという意思(=覚悟)がある場合。

これは、
その人の持つ本質が出ている状態。

それこそが、自分の本当の軸となる。

 

 

 

いくら自我レベルで、
自分は争いたくないから、争わない!
と覚悟したところで、

そんなのは、枠の中で吠えているに過ぎない。

本物ではない。
だから、軸がない。

大きな恐れがやってきたとたんに、
その覚悟は、崩れてしまう。

 

 

極端な例ですが...

ものすごく大切な友人が、
「爆弾作って全部ぶっとばそうぜ!」
と言ったとき、

自我レベルで争いたくない場合、
自分は爆弾なんて作りたくなくても、

相手に合わせなきゃいけない
(争ってはいけない、争うと自分が切り捨てられる)気がして、

一緒に爆弾を作るかもしれない。

 

爆弾だと、あまりに極端で分かりにくいかもしれないので、(^^;
「一緒にサボろう。」
と、声をかけられた場合を考えるとわかりやすいだろう。

 

 

本質から、争いたくないという覚悟がある場合は、

争ってもいいけど、争わないのだから、

争ってでも、争わないという立場が取れる。

 

禅問答みたいですが。(笑)

 

つまり、

爆弾作ろうという友達と争ってでも、
自分は爆弾は作らない(争わず平和を維持する)という立場がとれる。

 

本当に平和を維持したいのなら、

争う覚悟がなければ、平和は維持できない。

 

だから、

争ってもいい自分を最初に作っておく必要がある。

争う勇気が必要なのだ。

 

 

ってことで、最初に戻って、

今までやったことがないことこそ、やったほうがいい。

むしろ、やるべきことといえる。

 

今まで、争わないようにしてきた人は、
争っても大丈夫なことを体験する必要がある。

だから、まず、争う(自己主張する)勇気を持つ必要がある。

 

今まで、負けられない!と思ってきた人は、
負けても大丈夫なことを体験する必要がある。

だから、まず、負ける勇気を持つ必要がある。

 

どちらでもいいという選択肢の中から、自分は何を選びたくて選ぶのか?

それが、本当の自分の軸となる。

 

 

 

私の個人セッションを受けられる方には、

このような『言葉のお薬』差し上げています。

「~でなければならない」と思っている人には、
「~でなくてもいい」というお薬。

その効きが悪い人には、
「~であってはいけない」という劇薬お渡しします。(笑)

 

この薬は、その人によって違うので、

他の人のお薬を飲んではいけません。
(副作用が甚大で取り返しがつかないことにもなりかねません。)

 

でも、このお薬を適切に服用すると、

その人の中で、確実に何かが動き始めます。

 

それが、枠がはずれていくってこと。

どんどん自由になっていくってことなんです。

そして、だからこそ、
その先に、確固たる軸ができる。

執着ではなく、軸になる。

 

 

その人のタイプによって、

根っこにある『恐れ』が違います。

その『恐れ』を回避するのではなく、勇気をもって向き合うことで、

あなたの本質が輝き始めます。

 

 

エニアグラムをベースとした様々な学びの中で、

自分の体験を通して、こんなことを理解してきました。

 

 

今日は、広島原爆の日。

オバマ元大統領は、昨年の広島訪問の際に、

「恐怖の論理にとらわれず、
核兵器なき世界を追求する勇気を持たなければならない」

と言われました。

 

 

世界中が、

『恐れ』に囚われそれを回避するのではなく、

『恐れ』に向かい合う勇気を持つことを祈りたいです。

 

 

 

自分の根っこにある『恐れ』が何なのか?

それに向き合うことで、人は強くなれます。

それが、幸せな生き方を選ぶ力になります。

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