私は、「感謝」ができないんだなぁ...
ずっと、そんな感覚でした。
「ありがとう！」では表せないほどの感謝を感じてみたいと思っていました。
きっと、それは感じさえすれば、
いつもここにあるものなんだろうとわかっているのに、
それを感じることができない...
深い、心の奥から出てくる『感謝』
なぜ、それを感じることができないか？
に、ハッと気付いたのは、今年の夏のこと。
人に迷惑をかけてはいけない
ずっと、そんな思い込みでガチガチの人生だったから、
何でも自分でしなければならないと思って、
「頼らない」ことをむしろ美徳としていた。
でも、わかった...
頼ってないから、感謝が生まれないんだと。
迷惑かけてないから、感謝が生まれないんだと。
そうすると、
どうしても頼らなければならない状況になり、
迷惑だろうけど、やるしかなくなる状況になり、
頼ったし、迷惑かけた...
本当は、それは迷惑でもなんでもなくて、
自分がそんな感じがしているだけのことなんだけど。
でも、その甲斐あって、
その後、本当に深い『感謝』を感じることができた。
あ～、この『感謝』を感じるために、
この出来事があったんだ...
そんな出来事が起こってくれたことも、感謝。
そう感じた、この夏。
そして、今度は、
頼らなくても、迷惑かけなくても、
いや、むしろ、
頼られても、迷惑かけられても、
そこに『感謝』を感じている今日この頃。
ぶつかっても、
ケンカをしても、
イヤな思いをしても、
何があっても、
それでいい。
性格という自我は、
そこに色んな反応をするけれど、
それでいいと思っている本当の私は、
穏やかに、深いところで『感謝』を感じている。
それは多分、
その『存在に対する感謝』。
そこにいてくれて、ありがとう。
それを、深～いところで、ぼんやり感じる。
すると、幸せ感が湧き上がってくる。
幸せを感じさせてくれて、ありがとう。
自我が感じる『感謝』は、
道徳的で、倫理的で、
これがいいというものに対する感謝。
より強いエネルギーで『感謝』を表そうとする。
でも、この今感じている『感謝』は、本質で輝いている。
ギラギラとした輝きではない、
穏やかで、透明感があり、暑くなく冷たくなく、
とても美しく、愛にあふれている。
道徳的でなく、正しくなくても、
そのままでいいことに対する感謝。
根底の深いところに流れていて、
その感謝自体がそこにある感じ。
そんなことが、随分感じられるようになった。
それを感じさせてもらえているこの状況を、
「愛おしい」と言うのかもしれない...
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