今、ある企業様で、
「自走するチーム作り」コンサルさせて頂いています。
もちろん、これが、
企業様の業績upにつながることが目的です。
業績がかんばしくない時、
経営コンサルをつけられるところは多いと思うのですが、
私は、それと同じぐらい、
人財コンサルが必要なのではないかと思っています。
多くの場合、チームのリーダーは、
その業務のエキスパートで、
たくさんの実績を上げてきた人。
すばらしいノウハウを持っていて、
自分でたくさんの努力をして、
それが認められたからこそ、
リーダーという役割を担っている方々。
そして、
さらに会社に貢献しようと、
チームメンバーに、
自分がやってきたうまく行ったやり方を伝授してくれている。
のに...
なぜか、チームはうまくまわらず、
思ったような成果につながらない。
リーダーとしては、
メンバーのモチベーションをあげるために、
ほめたり、
叱咤激励したり、
話を聞いたり、
アドバイスしたり...
と、かなり頑張っているけれど...
リーダーの心知らずのメンバーは、
文句を言ったり、
やる気がない適当な仕事をしたり、
責任感足りないだろ？
って言いたくなるような仕事ぶり...
なぜ？
もう、コイツ等は、ホントに仕事できないな～！
そもそも、能力ないんだよ。
あ～、こんな部下で、恵まれてないなぁ！
なんて、思っているリーダーも多いのでは？
リーダーになったキッカケは、
その仕事がうまくできるから
ということが多いのですが、
その役割には、
人を育て、
チームの成果をあげること
が、もれなくついてきます。
でも、
人を育てて、強いチームを作るのには、
全く別の意識やノウハウが必要になってきます。
そして、そのベースに必要なものは、
信頼関係なんです。
信頼関係なしに、
人が育ち、チームが強くなる
なんてことは、起こらないのです。
でも、それを学んだリーダーは、
それほど多くはありません。
というか、
それを学ぶ機会なんてなかった...
という方が多いのでは？と思います。
だから、信頼関係が築けないままに、
いろんな方策を試して、
うまくいかない...と感じている。
コイツ、能力ないんだよな～。
と思っている時には、
それは、相手に伝わります。
そこに信頼関係が築けるでしょうか？
メンバーひとりひとりの話を聞いてみると、
みんな同じように、
会社に貢献したいと思っているし、
やりがいをもって働きたいと思っているし、
お客様のためを思っているんです。
でも、信頼関係が構築できていないために、
意思の疎通がうまく図れていなかったり、
誤解が生まれていたり、
協力できなかったり、
最悪の場合、
そんな状況にすら気付いていなかったり...
ということが起こり、
チームとしてギクシャクして、
ストレスで余計なエネルギーが必要になり、
助け合うことをしなくなり、
話すことも嫌になって、
その結果、
仕事がきつくなる
体調不良者が出てくる
仕事が回らない
業績が悪くなる
さらに仕事がきつくなる
人がどんどん辞めていく
という、負のループにはまっていく。
本来は、そのリーダーを育成するのは、
その上の組織のリーダーです。
でも、
あちこちのチームがそんな状態だったら、
手が回りません。
いろんなアドバイスをしても、
その関係性を修復するのにもとても時間がかかりますし、
どうやってやればいいのかもわかりません。
そもそも、組織のリーダーには、
他に経営面のことなど、
もっと大きな視点で考えなくてはいけないことがあります。
それを、
そんな、ひとつのチームの立て直しに
関わっているヒマなんてない...
正直なところ、
それくらい、どうにか考えてやってよ～！
という気持ちにもなりますよね。
なぜなら、その組織のリーダーでさえ、
どうやったら人のモチベーションを上げられるのか？
を学んでいる人は少なくて、
自分のやりかたが今まではうまくいっていた
という人が、ほとんどだと思います。
手をかけなければいけないことはわかっていても、
手をかけるための
時間もノウハウもない
というのが現状なのではないでしょうか？
だったら、その部分、
プロにお願いしちゃえばいいわけです。
自分が頑張るのも、
人に頑張らせるのも大切ですが、
苦手な部分はプロにお願いしたほうが、
早く、うまくできますから。
今やっている「自走するチーム作り」コンサルは、
研修で、
「こうやればいいですよ！」
という関わりではなく、
そのチーム・組織で、
リーダーとメンバーの間に入りこみ、
実際にそのチームを請け負い、
メンバーの関係性を改善しながら、
お互いの理解や、
円滑なコミュニケーションの取り方や、
モチベーションの上げ方等、
チームをまとめ、強くし、
自走するチームにするためのノウハウを、
リーダー（もしくはサブリーダー）に、
実感してもらい、
学んでもらう
ということをしています。
言ってみれば、
ＯＪＴ（On the Job Training）です。
実際にチームの関係性にアプローチしながら、
リーダーシップのＯＪＴをしている感じです。
結局、会社を支えているのは、
人なのです。
人が生き生きと働ける会社だからこそ、
人も育ち、
強いチーム・組織となり、
苦しい時も乗り越えられるのではないかと思うのです。
経営コンサルが、
瞬発力を高める筋力トレーニングなら、
人財コンサルは、
全ての基礎となる体幹トレーニングです。
今関わらせて頂いているこのメンバーが、
生き生きとした笑顔になって、
自ら考え動き出すチームになって、
成果をあげ、ますます笑顔になってきらきら輝く。
そんな場面を思い浮かべ、
ひとりニタニタしている私です。ｗｗ
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未来を創る メンタルコーチ にいみひろこ
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