この記事は、2018/4/18 投稿記事を、電子書籍出版にあたり更新したものです。
これは、ビジネス書だけどビジネス書ではなく、
９つの人生の物語
（実は、私の物語も書かれています。ｗｗ）
人を理解するのには、その人の人生を知るといい
その人が何を大事にして、
何に突き動かされて、
そんな人生を歩んできたのか...
それは、いいとか、悪いとかではなく、
そんな人生だったということ。
そして、今までの人生がこれからもずっと続くというわけでもない。
人生には、「気付く」ポイントがある。
そして、気付いた人は、
人生を変える力を手に入れる。
一旦、気付くポイントがわかれば、
それからの人生は、気付き選ぶ人生となり、
自分の望む人生を創っていくことができるようになる。
もしかしたら、それに気付いて、
魂を成長させることが、
この世に生を受けた理由なのかもしれない。
そんなことが、体感できる本。
ここには、９人の人生が書かれている。
それは、確かに、その人の人生。
起こる出来事は、
その人が体験した、その人だけのもの。
だけど...
きっと、
「その感覚」がとても良くわかる...
と、感じる物語があるはず。
根底に同じものを持っている感覚が、
きっと、手に取るようにわかるはず。
なぜなら、ここにある物語は、
その人たちが語ったことだから...
その人たちの言葉でつづられているから。
同じタイプの人は、驚くほど同じ感覚を持っています。
だから、使う言葉や表現のポイントがとても似ています。
この本は、
タイプの特徴を「読む」のではなく、
タイプの特徴を「感じる」ことで、
各タイプを理解することができる本だと思います。
自分と同じタイプの物語は、
自分を理解する手助けになり、
他のタイプの物語は、
他の人たちの「感覚」を理解する手助けになります。
何がいいとか悪いとか、
誰が正しいとか間違いとか、
そんなことではなく、
ああ、そうなんだ...
と、ただ、理解するもの。
自分は、こんなものに突き動かされているんだ...
あの人は、こんなものに突き動かされているんだ...
ただ、それを知って、理解するもの。
ああ、そうなんだ、そういうことなんだ...と。
だから、自分や、相手を、受け入れることができる...
だから、自分や、相手と、うまく付き合えるようになる...
この本は、今までのエニアグラムの本とは、明らかに違っている点が２つあります。
ひとつは、今まで書いたように、その人の言葉でつづられた物語によって、タイプの「感覚」を理解できるようになっていること。
ただ、その人たちの語った言葉でつづられてはいるけれど、実はライターさんが、見事なまでにその人の気持ちを汲み取り、他の人にもわかりやすく表現しているものなのです。その人の物語の中に入り、具体的な部分を理解して、ちょっと離れて客観的に眺めながら、出来上がった文章ではないかと思います。しかも、小説を読んでいるかのような、引き込まれる表現... 見事としか言えません。
そして、もうひとつの点は、「タイプは（数字の）順番に語られるもの」という常識から外れていること。
この２つめの、常識から外れていることが、「タイプの理解」を超えて「エニアグラムの理解」をスムーズにしてくれています。９つの物語を読み進めるうちに、「エニアグラムってこういうものなんだ...」が徐々にわかるようになっています。どの物語のときに、どの内容を説明するか？その順番をどうするか？ きっと、相当の時間をかけて、悩みに悩んで組み立てられた構成ではないかと思います。これまた、見事としか言いようがない。
９つの物語を読み終えて、
各タイプの持つすばらしいエネルギーをじっくりと味わい、
人ってステキだなぁと、あらためて感じながら、
「エニアグラムの解説書」ではなく、
「小説を読むように物語に引き込まれながら、エニアグラムを使って『人』を理解する本」
そんなものを目指されたんだろうな...と、
しばらく、感慨深く、余韻を楽しんでいました。
エニアグラムのスペシャリスト、木村孝さん
編集のスペシャリスト、吉岡さん
書くことのスペシャリスト、若林さん
３人のスペシャリストによって、
９人の人生の物語が見事なコース料理に仕上がっています。
ぜひ、ご堪能ください。
この電子書籍は、Amazonで2021年7月5日に発売予定です。それまでにご予約いただくと、半額の537円でご購入いただけます。
ビジネスエニアグラムは、ビジネスの場面に特化しているわけではありませんが、社会人として、働き、生きる方々が幸せになることを目指し、企業・組織・チーム・個人の成長にお役立ていただきたいと思っています。
この思いをもって、私たちは、木村孝さんを中心に、2018年11月9日、一般社団法人ビジネスエニアグラム協会を設立しました。
現在、一般向けの各種ワークショップの開催と共に、会員向けの研究会をはじめとする様々な活動を行いながら、個と組織の成長のためエニアグラムをどのように活用するかをサポートしています。
最後に、このすばらしい本の制作に、お役に立つ役割を頂き、本当にうれしく思います。
ありがとうございました。