今日のカンブリア宮殿(といっても、東京では1/12の放送)を見て、昔を思い出して胸が苦しくなって、涙が出てきた。
そして、こんな風に変わっていってほしいと心から思い、
感動して、また涙が出てきた。
日本社会の評価の尺度は、
その人がどんな準備をして、どんな考えで、
どんなことをやって、どんな成果を上げたかではなく、どれくらい頑張ったかなんだ。
どれくらい自分を犠牲にして頑張ったかが評価されて
多くの人が出世している。(村上龍)
「人を育てる人」を育てる 未来を創るメンタルコーチ にいみひろこです。
私が会社を辞めたのは、
このままじゃ、後悔する!
と思ったからでした。
息子が高3になったとき、
受験だからサポートしてあげたい!
と思っていたのに、
当時の私の生活は、
朝5時に起きて、
朝食、息子と私のお昼のお弁当、母と息子の夕食を作り、
会社に行き、
自分は夕食も食べず午前2時まで働き、
帰って寝る。
そして、また、朝5時に起きる。
というものでした。
サポートしてあげたいのに、
迷惑かけてる…
大学に入ったらウチから出て行くから、
一緒に暮らせる最後の年かもしれないのに。
母や子供たちを養う必要があると、
大黒柱としても働いてきたけれど、
これは正しい選択なのか???
家族を守る為と思って、
不自由をさせないようにと思って、
きつくても一生懸命働いているけど、
誰が喜んでいるんだろう?
家族だって、守ってもらってありがとうなんて
思ってもいないはず。
仕事、仕事で、遅くしか帰ってこない。
私より、仕事の方が大事なんだ…
そう思われているのが関の山。
大切な人にそんな風に思われたくない。
それは誤解だ!
だって、大事なんだから。
私は、そう思ったから、会社を辞めた。
番組で最初に出てきたのは、
20代の息子さんを過労死で亡くされたお母さん。
息子が、元気でいてくれるだけでよかったんですよ…
そうなんですよね。
ただ、元気で、笑っていてくれるのが望みなんです。
一緒の時間を過ごすことが望みなんです。
100年続く会社を目指すんだってさ。
子供を、この会社に入れようなんて絶対思わないのに!?
あなたは、一体、いつ気がつくんだろう?
あなたを愛する人が、ただ、あなたと一緒の時間を過ごしたがっていることに。
あなたがやらなければいけないと思い込んでいることは、
愛する人に誤解され、関係性を壊すほどに
大切なものですか?
従業員を大切にしない会社に未来はないと思う。
顧客満足第一(CS)を掲げている会社は多いと思うけど、
従業員満足第一(ES)でなければ、
CSなんて出来るはずもない。
番組で紹介されていた会社は、2つとも、
従業員ファースト
の会社でした。
従業員が元気に働くからこそ、
業績は上がる
それを証明してくれる会社でした。
世の中の少しでも多くの会社が、
そうなったらいいなと思います。
そして、それに少しでもたくさん貢献できるようになりたい
そう思います。
番組の最後にあった、村上龍さんの言葉。
「身を粉にして働き、
自らを犠牲にして組織に尽くす」いまだに美談だ。
だから、残業を減らすのはむずかしい。
重要なのは、
忠誠心の利用・依存
から抜け出し、
「個別の信頼」を築くことかもしれない。忠誠心からの脱却 村上龍
会社だからこそできる大きなプロジェクトに
会社への忠誠心に依存せずに関わる歓びに満ちている社会になりますように。
自分がどんなことを、
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未来を創る コーチ にいみひろこ
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