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いい人材を入れたいなら、まず...

投稿日:

20170918_いい人材がほしいなら

 

ウチにはちっともいい人材が入ってこない...
そもそも、この業界には、なかなかいい人材がこない...
ちっとも、向上心がないんだよ
いくら言っても、本も読まない...

 

こんな思いを持っていらっしゃる
経営者・管理職の方も多いのかなと思います。

 

では、社員の方々を見てみてください。

その人たちは、笑顔で働いていますか?
生き生きと働いていますか?

もし、そうではなくて、
疲れて、いやいや働いていそうな人が多ければ、
いい人財は入ってきにくいですよね。

 

 

確かに、今の若者たちは、
バブル期を生きてきた人たちとは随分違うなと思うこともあります。

でも、決して、
能力がないわけでも、
やる気がないわけでもないと思うんです。

バブル以降、経済がなかなか回復しなくて、
親世代が元気がなくて、
どうやればうまくいくかの希望が持てない環境で
育ってきただけのことだと思います。

 

今までと同じ働き方ではうまくいかない

それを、もっとも敏感に感じ取っているんじゃないかなと思います。

 

熊本の地震の後もそうでしたけど、

今、とてもたくさんの人が、
ボランティアの活動をされています。

若者たちも、びっくりするほど、
精力的に活動しています。

被災地でのボランティアだけでなく、
街づくりや、地域おこし、地域貢献など、

「自分のため」だけではなく、
「みんなのため」の意識が高いように感じます。

 

昔は、こんなにボランティアをする人っていたかな?と思います。

 

それをやることに自分の価値が見いだせるなら、
とても精力的に働くことができるのに、

そこに価値を見いだせないからこそ、
やる気も起きないし、
向上心も生まれないだけではないでしょうか?

 

 

だったら、

 

会社の仕事を魅力的に見せて、
その仕事を「その人がやる意義」を見つけてあげることこそが、
社員のやる気を生み出すために
経営者や管理職がやるべきことなのではないでしょうか?

 

 

そんなのはわかってるよ!
でも、この時代、
そんな夢を見せられるような仕事は、
ほんの一部の仕事しかないんだよ。

働いても働いても、
そううまくはいかないんだよ!

 

と、言われそうですね。

すみません。(^^;

 

 

でもね、

それをやる意義や、価値が見つかれば、
ボランティアでも人は働くんですよ。

給料のために働いているわけではないんです。
バブル期のように、贅沢な暮らしがしたいわけではないんです。

 

そりゃぁ、お金は必要です。
きれいごとではなく、
無くては生きていけません。

だからこそ、まず、
「今の収入」で、
やりがいをもって、
生き生きと精力的に働けるようになることが必要なんだと思うんです。

そうすると、お金以上の働きができるようになります。

 

そして、そんな人たちのところに、

もっとお金が入るようになって、
ますます笑顔で元気に働くようになって、
それを見た人がそこで働きたいと思うようになり、

そんな、プラスのスパイラルが生まれていくんです。

 

 

つまり、

いい人材を入れたければ、
まず、今働いている人を生き生きと働かせる

ってことが大切なことなんです。

難しいといわれている業界であったとしても...です。

 

 

そのために必要なこと...

 

制度や、しくみの見直し、改善はとても大切だと思います。

そういったハード的な取り組みがないと、
体力的にもたないからです。

 

でも、それだけでは、うまくいきません。

いくら、

残業せずに早く帰れ~!
有給休暇を消化しろよ~!
キャリアアップの制度もできたぞ~!
勉強しろ~、本読め~!

と言っても、

やらなきゃいけない仕事は減らないし、
おもしろくないから、効率もあがらない。
帰ってから、勉強する気にもならない。

 

ハード面と同じぐらい、それ以上に大切なのは、

働く人のやる気につながる、精神的なソフト面。

 

会社の目指すところが、自分の価値観と一致して、
自分のやっていることが認められ
もっとみんなのために頑張りたい

働く人にそんな思いが生まれたなら、
もっと成長したいと思い、
さらに生き生きと働くことができ、
会社の業績にも反映し、

プラスのスパイラルになっていく...ww

 

ただ、

多くの経営者、管理職の方は、
そのやり方を間違っています。

というか、知らないんです。

 

「自分の」やる気の出た方法を相手に押し付けているだけです。

そして、それで成果を出せない人に対して、

あいつは、ダメだ!
いい人材がほしい!

と言っているんですね。

 

価値観はみんな違うのです。
やる気の出るポイントは、みんな違うのです。

 

上の人が、ダメだと思っていたら、
どんどん、ダメな人になって行きます。

コイツはきっとできるようになっていく!と思っていたら、
どんどん、できる人になっていきます。

それを、ピグマリオン効果と言います。

 

これは、まさに、コーチの在り方。

この人はできる存在だ

そう思って、サポートしています。
もちろん、そこには、スキルもあります。

 

上の人が自分の陥りがちなパターンを知って、
そこから抜け出し、

メンバーの特徴を知って、
この人はできる存在だとコーチ的に関わる

 

それによって、

人も、チームも、
生き生きと輝き始めます。

 

 

エニアグラムで、自分と、相手を知り、

コーチング的関わり方でモチベーションをあげる。

 

それは、とても効果的な方法です。

次回は、それをもう少し詳しくお伝えしたいと思います。

 

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